2019年7月12日金曜日

オランダへ。〜道中は思考中。〜

f:id:yurino_john1-5:20190712040823j:image
仕事の為オランダのアメルスフォールトへ向かう道中、無事にエンシェンデという駅での乗り換えが済んだところです、既にオランダ。写真は出発前のドイツの自宅庭、雨ザーザーでした。

"無事に"と書いたのは、実は一番最初に乗り換えなければならなかったオスナブルックという駅を乗り過ごし、ミュンスターで行程を変えるというハプニングがあったからです。

わたしの人生のうちでこのようなドジは日常茶飯事なので、そのたびガッカリはしつつも「またやっちゃったか〜」位の気持ちですぐに切り替えられるのですが、身近な人たちは気が気でないようで、遠くに行く・新しいことを始めるというときには結構な心配をされます。😹

今回幸運なことに、日本で言う新幹線の座席指定チケット使用で違う行程になったものの、罰金などは発生しない模様。

そしてミュンスターからエンシェンデへ向かう途中の畑で野生の鹿の親子を発見🦌🦌。最高に可愛かった、、

こんなことがあるとハプニングの"おかげ"と思え、そんな旅が楽しくて大好きです。まぁおかげなんて、そりゃ後付けなんだけど。

そして電車内の横向かい側の席には手話と携帯の文字を使って話ししている初老カップルが。片側の方が必要としているのではなくお二人ともが必要として使っているよう。

たまにこちら側の窓を指さしたりしているので何を話してるんだろう?と想像してみる。

最初はなんとなく怒っているようにも見えたけど、そういう訳でもなさそう、というくらいで、勿論真偽の程はわからない。

既にオランダであるエンシェンデでは降りてすぐ大麻の匂いがした。

ご存知のようにドイツは合法じゃないのだけど、それでもブレーメンを歩いていると街中・公園、あらゆる場所から匂いの漂ってくることが度々にある。

わたしにとってはかなり不快な香りのため、すぐに息を止めてその場を離れ深呼吸する。ここでも同じようにそうする。

・・などと、幾度となく思考・5感の働き続ける道中。

私は同じ場所でルーティンライフを繰り返すと腐る性質のようで、こうして新しい仕事が決まり特に長い道のりを移動していると水を得た魚のように元気になる。

その間は普段なら見過ごしてしまってるかもしれない光景への感動や思い入れも強くなる。

わかりやすいなぁ〜自分。これからもこういった仕事に恵まれたら良いな。と思う。

今回はコマーシャル撮影の仕事なのだけど、今週急なオーディション情報と共に動画のみの応募でいきなりに決まった。

こう突然決まることもあれば、必死にもがいても全く決まらない時期も往々としてあるから、この仕事に関しては本当に、仕事が決まるまでの自分ではどうしようもない部分の運やタイミングの大きさを感じる。

さぁ次の仕事が決まったぞ〜と思っても、またいつどんな仕事に出逢えるかわからない。ずっと先かもしれない。もうない可能性だってある。

そんな日々だけど、必ずまた何か素晴らしいチャンスが巡ってくる!と信じて、その間に違う仕事をしたり 感性の行く方へ動いてみたり、前回の日記のように挫けそうになったり。

「一体いつまでこんな毎日を続けるの?」「これを最後にしようか」と毎度のように考えても、仕事が決まった瞬間、こうして長距離を移動している道中のワクワク、仕事の共同作業と化学反応、終わった後の達成感などの醍醐味を味わったらまた抜け出せなくなる。

こうなると、まだ、まだ、もっとステキな機会が巡ってくる"かもしれない"なら、惨めな気持ちになったり苦しくなる時があっても、待つ甲斐があるはずなどと思ってしまうし、いつだって仕事の後に反省が残ったりして次への課題もできる。と、嫌な緊張感と難しさを含めて他にここまで自分を楽しませてくれる何かにまだ出逢ってない。

あるのかもしれないし、ないのかもしれない。あったとしても、まだこれが楽しいんだ。

を繰り返してる。

その後Es werde Licht.での友人デザイナーとのコラボレーションも結構順調に進んでる。

日本での展示を目指して製作を進めているのだけど、昔繋がった縁によってもイメージが明確になってきていて、更に作りたいもの・伝えたいことの友人との一致がすごくあって、きっと良い作品と展示になると思うし、絶対そうしたい。

お互い自分の家庭や仕事の合間合間に、それでも時間をかけて細やかな話し合いと試行錯誤を繰り返しながら進めてる。たのしい。たのしみ!

そして日々の生活。パートナーが居ると時に衝突もするけど、彼には正直過ぎるくらいになんでも話せるし話したくなるし、一生を約束した人と共に同じ信仰と志を持って歩む素晴らしさを実感する。

こんな今の自分を、昔やさぐれていた自分に教えてあげたい。

あなたの夢や理想は思った通りに思った時期には叶わないかもしれないけど、想像してなかったような気持ちや幸せの中に居るし、こっちのが想像してた日々より断然良いよ!と伝えたい。

公私ともに、これからもたくさん色んな試練を通って 踏ん張らないときもあるだろうけどね。

ホント人生、悪いこともあれば良いこともしっかり用意されてる。

日本に住んでいた頃お世話になった70近いマダムが、「人生を思い返したり周りを見ていると、不思議なことにちゃ〜んと帳尻が合うようになってるのよねぇ。」と会う度言っていたのを思い出す。

世界中を見渡せば不条理で不公平に見える世の中でも、最期にはわたしも同じように思うかなぁ。

例えばわたしの兄は早くに癌の闘病生活を経験した後亡くなってしまったけど、彼はその短い人生とにかく周りの人たちに愛されていたし、

遺された方は寂しくて 又世では「若いうちに亡くなって可哀想」という見方をされがちだけど、実は早いうちに天国に行って最高に楽しんでるのかもしれない。などと最近は思ったりしてる。

会って色んなこと話したいなぁ。

旅中、そんなあれこれを思い巡らせて。

もうすぐアメルスフォールトで、宿泊するホテルへ行くため最後の乗り換え。今度はミステイクしないように気をつけます!

受講してたイノベーションスクールの広告に〜!@ウィーン

 昨年ウィーンで実際に受講していたイノベーションスクールの広告モデルをしました。 ドライブ中あちこちに見かける・・・笑 パンフレットとウェブサイト上にもちゃっかりと。